エジソンズ・ゲーム 世界を照らせ!天才達の熱く強い未来への挑戦!

映画感想
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どうも、けんせです。

今回はやや短めに映画を紹介していこうと思います。前に試写に参加できた作品です。それがこちら!

エジソンズ・ゲーム

こちらはアメリカの映画で、完成まで長くかかっている映画!元々は2017年に公開されるはずだったのが、こじれにこじれ、2019年にようやくアメリカで公開されました。さらに日本では、このコロナ禍の影響で公開が未定になっています。

監督はアルフォンソ・ゴメス=レホン。「僕とアールと彼女のさよなら」の監督です。製作総指揮には、あのマーティン・スコセッシが名を連ねてます。キャストもベネディクト・カンバーバッチマイケル・シャノンニコラス・ホルトらといった、今を時めく超売れっ子の豪華俳優陣です。

では何故ここまでこじれたのか?そのあたりも含め、ご紹介していきましょう!どうか最後までお付き合いください!

あらすじ

19世紀、アメリカは電気の誕生による新時代を迎えようとしていた。白熱電球の事業化を成功させた天才発明家エジソンは、大統領からの仕事も平然と断る傲慢な男だった。実業家ウェスティングハウスが交流式送電の実演会を成功させたというニュースに激怒したエジソンは、ネガティブキャンペーンで世論を誘導。事態は訴訟や駆け引き、裏工作が横行する世紀のビジネスバトルへと発展していく。(映画.comより抜粋)

この映画、どうだった?

★★★★★

電流戦争で炙り出される彼らの本性!

未来を変えた彼らの描き方は絶品!

この映画はシンプルで一見普通の伝記映画に見えますが、僕らの知っている偉人のイメージを覆す作品でした!

実際の出来事をベースにした熱い物づくりドラマ!

この映画は、実際にあったアメリカの電力に関する130年前の抗争をベースにした、実在の発明家たちの物語。しかもエジソンやテスラなど、かなり著名な歴史上の人物が出てきます。

そんな彼らが、未来をよりよくするアイデアを実験し、世界を作り上げようとする熱いドラマなんです!

130年前から、これほどになるまで現代は発展しています。それらの礎を築いた偉人たちの、既成概念に囚われることなく発想し挑戦していく様は素晴らしいです!終盤のフェンスの話は印象的でした!

ちなみに、今作はかなり作り込まれているらしく、伏線も巧妙に張られているだけでなく、ディテールが凄いとのこと。こう聞くと、また見たくなりますね。

偉人のイメージがガラリと変わる!豪華キャストの演技にも注目!

僕ら日本人は、特にちびまる子ちゃんの歌のおかげで、エジソンは偉い人ということをいつだって忘れません。そんなの常識です。ぱっぱぱらりら。

ところが、現在ではエジソンは天才発明家の偉人というイメージが大分変ってきています。エジソンを「発明王」と思ってる人からするとかなりびっくりするのではないでしょうか。

ベネディクト・カンバーバッチ演じるエジソンは、「発明王」というイメージからは程遠い、癖のありすぎるエジソンを熱演!「訴訟王」とも呼ばれてるエジソンが、自身の直流送電に固執し、脇目も降らず行動する様はハラハラします。

交流送電を唱えた実業家、ジョージ・ウェスティングハウスを演じるのはマイケル・シャノン!強面であり、悪役のイメージが強い彼が演じるのは、なんと好人物の実業家!ウェスティングハウスの南北戦争の悲惨な出来事や、謙虚な思いやりある行動からは、とてもゾッド将軍には思えません。

そして、この戦争のカギを握る天才、ニコラ・テスラを演じるのはニコラス・ホルト!天才感ある彼が、実在の超天才を、変人ぶりやその悲劇も併せて素晴らしい存在感で演じています!ニコラ・テスラに関しては後で詳しく書きます。

メイン以外にも、「ファンタスティック・ビースト」のキャサリン・ウォーターストンや「スパイダーマン」のトム・ホランドら、そうそうたる顔ぶれ!

この豪華すぎる面子が一堂に会しているんです!これも楽しみなところ!

ここに注目してみて

ここからは、この映画に関する知識や、この映画にまつわるあれやこれやをお話していきます。

THE CURRENT WAR

この「エジソンズ・ゲーム」の原題は「The Current War」。これは電流戦争と言われているもの。

これは、1880年代後半におきた電力システムの違いから、トーマス・エジソンジョージ・ウェスティングハウス、ニコラ・テスラの確執や敵対関係のこと。

この電力システムとは、アメリカ全土に電気を送る際に生じる、発電・送電・受電方法のこと。詳しく書くと目が回るので簡単に言うと、エジソンは直流送電を、ウェスティングハウスとテスラは交流送電による電力システムを唱えたため、争いが起きたんです。

直流に交流、この二つのどちらにもメリット・デメリットがあり、そこに関しての議論やいざこざ、これの採用によって開かれる未来を賭けた発明競争といった感じです。

現在では交流による電力システムが採用されています。ただし、これの決着がついてるわけではなく、例えば充電器太陽光発電には直流が有効とされていますので、未だに議論が続いているんです

映画とエジソン

エジソンは映画の誕生にかかわる重要人物です。

この映画の冒頭は、極寒の大陸の秘境の地で何かを行っている模様が写されます。それは、エジソンの発明したキネトグラフ(実際は部下ウィリアム・ディクソンのアイデアだそう…)を使い、映画の撮影を行っているんです。

エジソンは1891年キネトスコープという映画を上映する装置を発明しました。これは箱型の装置を覗くと中に映像が映し出されてそれを鑑賞するというもの。覗いて見る(peep)ことから「ピープ・ショー」とも呼ばれました。

1893年シカゴ万国博覧会に出展され、1894年4月14日にはニューヨークブロードウェイ1155番地世界初の映画館(キネトスコープ・パーラー)が設置され、大反響を呼び、2年後にはアメリカのほとんどの町に設置されます。

またエジソンは、1893年ニュージャージー州ウェスト・オレンジ研究所の敷地内にアメリカ初の映画スタジオ「ブラック・マリア」を設立し、キネトスコープ用の白黒フィルムを制作します。

キネトスコープは世界的にヒットし、日本でも神戸神港倶楽部1896年11月25日から12月1日まで初上映されました。現在の日本の映画の日12月1日なのは、実はここから来てるんです。

エジソンがいたからこそ、今の映画の根本があるんです。

ちなみに、現在のようなスクリーンに投影される形の映画(シネマ)は、1895年リュミエール兄弟シネマトグラフを発明したことで出来上がるんです。

お蔵入りになる可能性があった?

今作は、ハーヴェイ・ワインスタインを巡る混乱の中、紆余曲折を経て遂に公開となった作品です。

日本で公開されるバージョンは、なんとディレクターズ・カット版なんです。当初のバージョンは、俗にワインスタイン・カットと言われています。なぜこのような事態に陥ったのでしょうか。

この映画は、本来2017年に全米公開され、その後世界に公開される予定でした。2017年9月の第42回トロント国際映画祭でプレミア上映をして、感謝祭シーズンの11月24日に公開し、アカデミー賞の賞レースで有利になるという判断で行われました。

ところが、ポスト・プロダクション作業中にワインスタインやTWCThe Weinstein Company)の重役らによる修正要求が相次ぎ、まともに作業が出来なかったそう。特にエジソンの描写についてはかなり拘っていて、単に人柄のいい男になっていたそう。編集作業にも介入され、トロントでのプレミア上映の2日前に完成したそうです。アルフォンソ・ゴメス=レホン監督は急ピッチの編集作業のため、日に2時間しか寝ていなかったそう…

しかしプレミア上映での評判は芳しくなく、全米公開日に向けて再編集が行われます。評判に反省したワインスタインは監督らに謝罪したそうですが、再編集にも執拗に介入。TWCの重役の中には「これほど一つの作品に執着する彼を見たことがない」と漏らす者もいたほどだったとか。

そんな最中、10月5日ニューヨーク・タイムズがワインスタインのセクハラを告発する記事を掲載。その後次々と告発が続き、9日には作品のクレジットからワインスタインの名前が削除されました。さらに14日には本作の公開スケジュールが引き上げられてしまいます

その後TWC経営破綻し、この映画の権利を売りに出したことで、監督は編集を一切できない状態に。公開すら危ぶまれ、お蔵入りの危機に。2018年10月8日ランターン・エンターテインメントが本作の全世界配給権を獲得します。監督らは再編集を願い出ますが、聞き入れてもらえなかったそう。

ここで監督らの窮地を救ったのが、監督の師匠であり、本作の製作総指揮を務めたマーティン・スコセッシ。弟子の願いを聞き、製作陣による再編集を支援。監督は超多忙の俳優陣を集め1日限りの再撮影も敢行。ワインスタイン・カット版から10分削り新たに5つのシーンを追加して、2年越しに遂に、渾身のディレクターズ・カット版を完成させたんです。

この追加されたシーンは、エジソンとウェスティングハウスとの対立、エジソンの妻メアリーとの絆、テスラの発明家としての手腕、ウェスティングハウスの南北戦争での回想がそうです。さらに、ワインスタインに苦しめられた経験を基に、テスラがビジネスマンに騙され特許を奪われるシーンも追加したそう(笑)

2019年10月25日に公開されたこのバージョンの評価は概ね好評となり、世界ではディレクターズ・カット:アメリカ公開版から、さらに編集を加えたディレクターズ・カット:インターナショナル版が上映されることになりました。上映時間がアメリカ版は101分、インターナショナル版は108分となってます。

このような紆余曲折、スコセッシによる英断もありな本作が、日本でいよいよ、2020年4月3日に公開となった矢先、新型コロナの影響で公開が止む追えず延期…!呪いなんじゃないかと思うくらいに日本では見れませんね…果たして、公開はいつになることやら…

ニコラ・テスラについて

この映画は、恐らく初めてニコラ・テスラをしっかりと扱った作品ではないでしょうか。

ニコラ・テスラ(1856~1943)はオーストリア帝国出身の発明家。超が付くほどの天才であり、彼が発明したものは数知れず、オカルトや都市伝説好きな人は一度は聞いたことがある人物だと思います。

エジソンの名言で「天才とは1%のひらめきと99%の努力である」という言葉があります。テスラはそれを受け「天才とは99%の努力とそれを超える1%のひらめきである」という言葉を残しています。

彼に関しては僕より詳しい解説をされている方がたくさんいらっしゃるので、ここでは映画にまつわることを。

彼は幼少期に幻覚に悩まされていました。それが大人になると自身が想像したものが目の前で具現化するというものになっていきます。実験もできるそう。劇中でも、自身の発明の発表の際に言ってました。

さらに、ウェスティングハウスとの対話で、「電気を送るのに、線なんて必要ですか?」と言います。これは後に彼が編み出した世界システムWorld Wireless System)というもの!このようなものもしっかり取り上げていて、流石だなと思いました。

さらに詳しく知りたい方は、YouTubeのNaokiman Showさんが詳しく扱ってらっしゃるのでそちらを是非。

最後に

いかがでしたでしょうか?

今回は、映画「エジソンズ・ゲーム」の紹介&感想をお話しました。

日本ではなかなか公開されず、いつになるか分かりませんが、映画館の営業が再開されたらぜひ観に行ってください!

映画「エジソンズ・ゲーム」は近日公開予定です!

今回、あまりまとまりがないかもしれませんね…まあ、この映画思ってたより普通だったのでね…すいません…

それでは最後までご覧いただきありがとうございました!

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