バジュランギおじさんと、小さな迷子 とても力強くとてもやさしい映画!ハヌマーン兄貴が最高すぎる!

映画感想
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どうも、けんせです。

また投稿してない期間が続いてしまいました。その間にもいっぱい映画見れたのでたくさん書けるものがあるとポジティブに捉えていきましょう(笑)

さて今回は、今月最も楽しみにしていた作品と言っても過言ではないこちら、

バジュランギおじさんと、小さな迷子

こちらについて書いていきたいと思います!

僕も公開当日に観てきました!その感想をまとめました!

どんな映画?

今ホントに熱いインド映画!去年から始まったこの旋風。それまでは数年に一本程度(僕個人が感じてるだけですのであしからず)で公開されていた感覚ですが、2018年は「バーフバリ」をはじめ最新作「パッドマン」も公開されたほど!

そんな中、「ダンガル きっと、強くなる」「バーフバリ」に次ぐインド映画世界興行成績歴代3位をキープしているのが本作なんです!

底抜けにお人好しなインド人の青年と、声を出せないパキスタンからの迷子の少女の二人旅を、国や宗教、人間愛についてのメッセージと、ほっこりとした笑いに包んで描いており、世界中から人種や信条を超えた熱い支持を受けています!

2015年に封切られ、世界中に旋風を巻き起こした「バジュランギおじさんと、小さな迷子」。インド映画に熱い注目が集まる今、ついに日本公開されたのです!

ストーリー

パキスタンの小さな村に住む女の子シャヒーダー。幼い頃から声が出せない彼女を心配したお母さんと一緒に、インドのイスラム寺院に願掛けに行くが、帰り道で一人インドに取り残されてしまう。そんなシャヒーダーが出会ったのは、ヒンドゥー教のハヌマーン神の熱烈な信者のパワンだった。

これも、ハヌマーンの思し召しと、母親とはぐれたシャヒーダーを預かることにしたパワンだったが、ある日、彼女がパキスタンのイスラム教徒と分かって驚愕する。
歴史、宗教、経済など様々な面で激しく対立するインドとパキスタン。それでもパスポートもビザもなしに、国境を越えてシャヒーダーを家に送り届けることを決意したパワン。

国境では警備隊に捕まり、パキスタン国内ではスパイに間違われて警察に追われる波乱万丈の二人旅が始まった。果たしてパワンは無事にシャヒーダーを母親の元へ送り届けることができるのか?

そこには、思いもよらなかった奇跡が待っていた…

(HPより抜粋)

バジュランギおじさんと、小さな迷子
全世界大ヒット!「ダンガル」「バーフバリ」に次ぐインド映画歴代興行成績No.3! 「バジュランギおじさんと、小さな迷子」2019年1月18日(金)全国順次ロードショー

この映画どうだった?

☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 面白い!ホントに必見!

インド本国のみならず世界中でヒットした本作。いやー、ホントに面白かったですね!

なんといってもストーリーが素晴らしい!

口のきけない女の子底抜けに正直者でお人好しの青年というヘンテコなバディの、インドとパキスタンを横断するロードムービー。この二人だからこそ巻き起こる事件の数々は凄く面白い。こんな二人だからこそ紡がれた物語が熱い!

こんなにもシンプルなのにすごく深いんです。

そして、この二人を演じてる役者さんが凄い!

底抜けに正直者でお人好しな青年パワンを演じてるのは、サルマン・カーン

インド映画で最も影響力のある〈3大カーン〉のひとり!ちなみにあと二人は「きっと、うまくいく」「PK」「ダンガル」のアーミル・カーンと、「キングオブボリウッド」の異名を持つシャー・ルク・カーン!この「3カーンズ」の御三方、皆さん1965年生まれで同じ姓をもつトップスターで、「3カーンズの主演作品がいつ公開されるか」が、ボリウッドでは話題の中心になってるそうです。

てか今気づいたけど、この映画のとき50歳ですよ。

まじかよ。えぐいですね…

鍛え上げられた上半身がトレードマークでそのやんちゃな素行から「ボリウッドのバッドボーイ」と呼ばれており、飲酒ひき逃げ事件などで一時人気は低迷しますが、南インド映画のリメイクブームに乗って復活、「3カーンズ」の中でも突出したアクションヒーローとなった「サルマン兄貴」が、一転して素朴な青年役に挑んだ「バジュランギおじさん」。プロデューサーも務めた彼はこれまでのキャリアの中でも最高の演技と評されてます!

ちなみにサルマンには「妹想いのサルマン兄貴」という一面もあり、妹の結婚式の際、古城での結婚式の夢を叶えるためハイダラーバード城を借り上げたというエピソードがあります。

そして、声を出せないパキスタンの少女シャヒーダーを演じてるのは、ハルシャーリー・マルホートラ

少し画像が荒いですが、可愛い…!

2008年生まれで、実年齢も当時6歳。なんと5000人の中からオーディションで選ばれたそうです!しかもこれが映画初出演!すごいですね、ほんと。

劇中でのセリフは2つのみ!(何かは映画で確かめてください!)なので劇中のほとんどを目と表情だけで喜怒哀楽を表現してます。ほんとに惹きつけられますし可愛い!特に「あちゃあ」的なあの仕草!可愛いんですよ。是非見てください、一発で虜にされます!

共演者からも絶賛されたこの演技でいくつかの最優秀子役賞を受賞されています。次回作も製作されてるそうなのでぜひ日本でも公開されてほしいですね!

長く書きましたが、ほんとこの2人が魅力的なんですね!面白いストーリーをさらに素晴らしくしてるこの演技、是非見てください!

この主演2人の他にも、パワンが恋する相手ラスィカーは、日本では「きっと、うまくいく」で馴染み深いカリーナ・カプール

パキスタンで出会うレポーター、チャンド・ナワーブは「LION/25年目のただいま」に出演していたナワーズッディーン・シッディーキー(名前長ぇ!)

など素晴らしい役者さんたちも出演されてますのでそこも面白いですね。

また、この映画はロードムービーでもありますので、インド各地でロケされた美しい風景が堪能できます!特に映画の中で壮大さを見せる雪山。あれはインドの北部、この世の天国ともいわれるカシミールの山岳地帯です!

画像は映画内のものではありませんが、カシミールの写真です。荘厳ですね…!こちらもこの映画の素晴らしいところです!

ちなみに、原題の「Bajrangi Bhaijaan」。Bajrangiがハヌマーンの別名(「ダイヤモンドの肉体を持つ強き者」ほどの意味だそうです)、Bhaijaanは「兄貴」で、「ハヌマーン兄貴」という意味になるんです。

ハヌマーンは劇中でも度々出てくる猿の神様です。古代インドの大長編叙事詩「ラーマーヤナ」にて、ラーマを幾度と助けた英雄なんです。

 

ここに注目!

先ほども書いた通り、この映画はストーリーが素晴らしいんですね。これは脚本も携われているある方が原案なんです。

なんと原案はV.ヴィジェエーン・プラサードという方。この方なんと「バーフバリ」の原案でありさらにその監督S.S.ラージャマウリさんのお父さんなんです!とんでもないですね…

この原案にはあるエピソードがあります。

あるパキスタン人夫婦が、まだ小さな子どもの心臓手術のためにインドのチェンナイまで行かなくてはなりませんでした。パキスタンだと150万ルピー(約240万円)ほどの手術費が必要なんですが、チェンナイではたったの30万ルピー(約48万円)で済むんです。そしてチェンナイのアポロ病院はその30万ルピーさえも免除してくれたんです!インドはそれまで言い聞かされてきたような「パキスタンの終わりを切望している国」ではなかったという素晴らしい実話なんです。

インドとパキスタンの対立というのは、映画「ガンジー」で、最近だと「英国総督 最後の家」等でも取り上げられています。ヒンドゥー教イスラム教の対立によって、独立後3度も戦争があり、現在もカシミールの帰属をめぐっては未だに火種がくすぶっています。双方ともに偏見や憎しみは健在なのです。このあたりは「タレンタイム 優しい歌」でも垣間見えます。(近日、この映画について書きますね)

しかし、果たして憎しみあうだけなのか、対立するだけなのか。プラサードさんは、インド・パキスタン両国の人々が実は平和と調和を求めていることを示そうとしました。戦争の話はナシ。この実話をもとに手掛けているからこそ、すごく深みのあるお話なんですね。

嘘をつけない誠実なパワンは、生粋のヒンドゥー(反イスラム)として、小さな迷子を送り届けるために、敵国であるパキスタンにパスポートもビザもなしで入国します。ところが敵地では、心の通った人間らしい温かい敬意と扱いを多くのパキスタン人から受け、予想もしなかったことに戸惑います。

ここに実は主人公パワンの嘘をつけない誠実な人柄がすごく効いてくるんです。それまでは一種ギャグとしても機能してたものでしたが、この彼の「嘘をつかない」「口にしたことは行動する」「弱者を命懸けで守る」といった慣習リワージと言うんだそう)に叶った行動が、パキスタンの人々に受け入れられ評価されることで、彼らからまた「旅人を庇護する」「客人を歓待する」といったリワージをもって返礼されるんです。確かに彼の行動は心棒するハヌマーンから来てますが、彼らはそれを一人の立派な男の行いとして評価したんです。そして彼らが与えるもの、これは宗門などとは別のもの、人間同士の共通の倫理観からくるものです。

つまり彼の今までの行いが、人々に憎しみを捨てて一人の人間として手を取り合うことができる可能性を見出してくれたんです。

そして実際にこの映画の公開後、かつて迷子になってパキスタンの駅で保護され、慈善団体に温かく養育されたインドの聾唖の少女が、この映画の影響で遂に身元が判明し15年の時を経て帰国できたこともあったそう。

ほんとにこの映画の持つパワーとやさしさがどれほどのものかわかります。

 

 

 

…いかがでしたでしょうか?

つくづくよく練られたストーリーだな、と感服しきりです。優しくて力強い!ホントに素晴らしい!素晴らしい映画でした!

今後もインド映画が日本でもっとたくさん上映されてほしいですね!

ちなみに、これ本国でのポスターだそうです。

…日本と全然違いますね。こっちめっちゃかっこいい。どっちが好きですか?(笑)

それでは最後までご覧いただきありがとうございます!

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