マーティ カンヌとオスカーを制した恋愛映画!その魅力をご紹介!

映画感想
Sponsored Links

どうも、けんせです。

えーと、、、お久しぶりです。なんだろう、すいません。さぼってましたね…また…あかんなぁ…

よりによって2月から投稿ストップしてましたね。これは、もう、すいません。言い訳しません。さぼってました。結構迷惑をおかけした方もいらっしゃるので、本当に申し訳ありませんでした。

女王陛下にも怒られときます。

はい。というわけで。いかがお過ごしでしょうか。

色々大変ですね。中々先が見えません。緊急事態宣言が出て早3週間。こんな短い期間でこれまで長い時間かけて築いた生活が、音を立てて崩れていくとは。僕の方も、実は身内が亡くなり、その関係で東京を離れました。

すいません、東京脱出野郎です。

映画館の方も、営業休止した関係で仕事もないです。帰っても職ナシ…帰れねえ…

なので実家にてお引き籠りです。映画館も全締まりなのでどこにも行けないです。まあ、もちろん行かないですよ。家で本やDVD(もちろん映画です)にNetflix、アマプラ、たまに筋トレ(しっかりやれ)で日々を過ごしております。

そういえば、地元の図書館が休館する前に借りに行ったら、高橋ヨシキさんの「悪魔が憐れむ歌」「続悪魔が憐れむ歌」がありました!即借りて読んでいます。面白い!

そんな中、せっかくなのでまた始めてみようと奮い立ち!駄文ですが書いております。

さて、今回はこの映画について紹介します!

マーティ

皆さん、そもそもこの映画聞いたことあるでしょうか。中々いらっしゃらないかもしれません。1955年の作品ですので、無理もないでしょう。

ですが、実はこの映画、日本でも直近で大ヒットした(しているが正しいかもしれません、なんせ映画興行自体が無いので)あの作品と共通点があるんです!

あと、観終わって、すごい親近感を覚えてしまったのでご紹介します!

それではいってらっしゃい!

あらすじ

ニューヨークの下町、ブロンクスの肉屋で働くイタリア系アメリカ人・マーティは34歳。心根は優しいが太っていて醜男であることから上手く女性と付き合えない。一緒に暮らす母テレサや知人は早く結婚して家庭を持つよう口うるさく言うが、デートも思うようにならないのだ。出会いを求めて行ったダンスホールでマーティは、容姿のせいで男性から置き去りにされたクララがひそかに泣いているのを慰めた。二人はその夜意気投合し楽しい時間を過ごすが、恋人のいない友人アンジーや結婚を勧めていた母さえも、クララとの交際を喜んでくれない。(Wikipediaより抜粋)

この映画、どうだった?

★★★★★★★★

パルム・ドール、アカデミー賞W受賞作!

現代にも通じる切なく愛おしい恋愛映画!

この作品、僕は非常に共感してしまいました…!とても面白い!この甘く、苦く、時に残酷な、色褪せない素晴らしい映画でした!

カンヌとアカデミー賞を制した作品!

この映画は1955年度のカンヌ国際映画祭で最高賞のパルム・ドールを、さらにアカデミー賞でも作品賞含め4部門受賞の快挙を成し遂げている作品です。

このカンヌとアカデミーを制した作品…直近でもありましたね。そうです、「パラサイト 半地下の家族」です。

実はこのパルム・ドールとオスカーを制した作品は、1945年「失われた週末」1955年「マーティ」2019年「パラサイト 半地下の家族」。この3作品のみなんです。

本作と「失われた週末」はアメリカ映画なので、こう見てみると「パラサイト」が如何に凄かったか、改めて驚きますね…

マーティが最高

タイトルにもなっている主人公のマーティ・ピレッティ。34歳。肉屋の店員で、長男であるにもかかわらず、弟妹は先に結婚してしまい、老いた母と2人暮らし。見た目もよろしくなく、恰幅の良い体型…

なんでしょう、この感じ。僕です。

この昨今でもなかなかない、いわゆる普通の男。何か秀でたものがあるわけでなく、性格も温厚そのもの。当たり障りがないというか、何と言うか…なのに、彼がとてつもなくいいんです!

演じられているのは、アーネスト・ボーグナイン。この演技でアカデミー賞主演俳優賞を受賞されています。そりゃあそうだ!と言いたくなります。

矢継ぎ早に「結婚しろ」と言われ続けてウンザリする所から、友人のアンジーとの他愛無さすぎるやり取り、電話でフラれ、ダンスホールでフラれ、毎度のことと思いつつ、やっぱり辛くなる所も…哀愁ある感じの渋さが堪りません。長回しのショットが多いので、この切なくも微笑ましい演技をたっぷり堪能できます。

そんな彼についに遂に奇跡が舞い降り、クララとささやかなデートをするシーンも見事!それまでの大人しさがどこ行ったというくらいに饒舌になり、笑顔も増える増える。ここで彼が、何故今のようになってしまったかを彼女に聞かせるシーンがあり、益々愛おしく健気に見えます。

極めつけは彼女を家に送り、帰路に就くシーン!この映画の白眉ともいえる、必見のシーンです!

芳醇すぎる物語

この映画は等身大の恋愛劇なのですが、それだけに収まらない程芳醇なお話があります。最後の方少しネタバレしてますのでご了承ください。

 

マーティとクララの物語は、まさしく結婚できない2人の恋愛模様。どこかこじらしちゃってる感じの2人の初恋のような関係は、微笑ましい限りです。

 

この物語と並行して語られるのが、嫁姑問題。マーティのいとこのトーマス夫婦の家には、トーマスの母親(マーティの母親の妹)も一緒に住んでいるのですが、ここの嫁姑がまあ激烈。何とかしてマーティの家に引き取ってもらうのですが、その間もぐちぐちとうるさい姑。この嫁姑問題はさらに夫婦喧嘩にまで発展していきます。ここの展開の見事さと、その恐ろしさには思わずゾッとします。なんかこの辺り見てると、「渡る世間は鬼ばかり」みたいです。

さらに、ここで姑がグチグチ語ってるシーンも外せない。ここで語られるのは、未亡人の話なんです。夫に先立たれ、子供も手を離れていく。それだけならまだしも、まだ元気なのに(実際映画内でもエネルギーがほとばしってます)お婆ちゃん扱いされ、夫と過ごした家を売られ、長男の家に引き取られる。引き取ったくせに、邪魔者腫物扱いされ、周りからも若いもんの邪魔はしないよう諭される…こっちもこっちで切ないなぁ。姑が「マーティもいずれそうなるわよ」と母親に忠告してる最中に、有頂天のマーティが忠告通りの行動をとるのが笑えますね。

そしてここから再び新たなお話が。母親はクララのことをよく思っておらず何かと難癖をつけてきます。あれほど「結婚しろ」ととやかく言っていたのに。子離れできない親、とでも言いましょうか、このような展開になります。さらにここには当時の学歴の高い女性への差別(実際家で会った際も、この2人はやや合わない感じが描かれてましたね)や、カトリックでなければダメといった宗派の問題も見えてきます。

この母親の反感をはじめ、アンジーら友人にも彼女のことを良く思われてないことを言われたマーティは、なんと彼女とのデートをすっぽかしてしまいます。ここに重なるように、彼からの電話を家で待っているクララの顔がクローズアップされます。そこには、家族とテレビを見ながら、涙を流すクララが…悲しみと期待を一緒くたにした何とも言えない表情は打ちのめされます。

一方マーティは、アンジーとのくだらない会話が始まるところ。またあの日々が続きそうになる。そんな中遂にマーティは決心し、彼女をデートに誘うため電話をかけます。さあ、どうなる…といったところで、この物語は終わるんです。

果たしてマーティとクララはどうなったのか、マーティは変われたのか、それとも…希望にも不安にも満ちている、素晴らしい幕引き。圧倒的です。

これほどの内容がわずか90分(テレビドラマ版は51分)で語られているんです。本当に凄いですね。

ここに注目してみて!

ここからは、この作品に関する知識やトリビアなどをお話していきます。

元はテレビドラマ⁉

実は、この「マーティ」には元ネタがあるんです。

この映画の2年前、1953年5月24日に放送された、NBCのテレビドラマ番組「Television Playhouse」の1エピソードがそれになります。

その名も、「MARTY」

…同じです。そりゃあそうです。監督も脚本もデルバート・マンとパディ・チャイエフスキーで、ドラマ版と映画版も同じ人たちで作られています。元ネタも何も、一緒です。

ただ、この当時のテレビはVTRが開発される以前であったそうで、いわゆる収録ができる技術がなかったそうです。ではどうしたか。

なんとこのテレビドラマ、生放送なんです。生でその場で演じている…凄いですね。舞台のような感覚でしょうか。カメラワークなどもある中で、生で演技をする。途方もないですね。これもこれで十分凄いですね。

そのテレビドラマ版ですが、現在YouTubeにあります!音声・字幕は英語のみですが、こういうのを知って観ると、なんだか緊張感があります。この機会にぜひご覧ください!

ちなみに、主役のマーティとクララは違います。ドラマ版では、マーティをロッド・スタイガー、クララをナンシー・マーシャンが、映画版では、マーティを先述のアーネスト・ボーグナイン、クララをベッツィ・ブレアが演じています。また、テレビドラマ版、映画版共通して演じている人もいます。マーティの母:テレサをエスター・ミンチオッティ、マーティの友人:アンジーをジョー・マンテルが、テレビと映画共通の役で出演しています。

あの映画の元ネタ?

実はこの「マーティ」には、ある映画の元になった事件と関りがあるんです。

その映画は「クイズ・ショウ」。名優ロバート・レッドフォードが監督した1994年の作品です。

この映画は1950年代に実在したNBCの人気テレビ番組「21(トウェンティワン)」をめぐるスキャンダルを映画化したものになります。アカデミー賞でも4部門ノミネートを果たしています。

このスキャンダルといいますのが、番組側が解答者に対する不正な結果操作が行われたというもの。解答者はその問題の正解を分かっていたものの、番組側やスポンサー側の圧力に追い詰められてわざと誤答することになりました。

そしてその問題というのがこちら。

「1955年にアカデミー賞を受賞した映画は?」

この答えが、今回紹介している「マーティ」なんです。まさかこの映画がこのような形で有名になっているとは知りませんでしたね。この「21」という番組も、そしてテレビドラマ版の「MARTY」も、ともにNBCから作られているので、少し恐ろしいですね。

「クイズ・ショウ」もまだ見てないので、今度観てみたいと思います。

 

最後に

いかがでしたでしょうか?

今回は現在3作しかない、カンヌとオスカーを制した傑作「マーティ」をご紹介しました。

かなり昔の映画ですが、色褪せない傑作です。見れば必ず好きになるでしょう。是非一度ご覧ください!

映画版の方はストリーミングは出てないのですが、テレビドラマ版はYouTubeで観れます!

まだまだ厳しい状況は続いてますが、めげずにイライラせず心穏やかにいきましょう。

せっかくなので次は「失われた週末」を紹介出来たらいいなと思ってます。今後とももっと頑張っていきますので、よろしくお願いします。

それでは最後までご覧いただきありがとうございました!

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました