ムタフカズ ダークでバイオレントで都市伝説でゼイリブなアニメ作品!

映画感想
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どうも、けんせです。

今回は晴れやかな気分で書いています。昨日、恐らく愚痴めいたこと書いてましたが、とりあえずまた再スタートです。まだまだ毎日書いていきます!

てなわけで今回は、実家のWOWOWで再鑑賞できたので改めて書いてみようと思ったこの作品!

ムタフカズ

こちらについて書いていきます!これは日本のSTUDIO4℃というスタジオとフランスのANKAMAというスタジオが作った、日仏合作のアニメ映画

原作があり、題名が「MUTAFUKAZ」。これは造語でマザーファッカーズという意味をしているそう。サミュエルさんが複数形です。はい。

監督は日本の西見祥示郎さんとフランスのギョーム・‘‘RUN’’・ルナールさん。フランスの方は原作者でもあります。声を元SMAPの草なぎ剛さん、柄本時生さん、満島真之介さんがあてられていることも話題になりましたね!

僕も公開時に一度見てまして、今回また見れたこともあるので、感想と解説(まがい)と、この映画を見て感じたこともお話していきます!若干ネタバレしてますが、どうか最後までお付き合いください!

あらすじ

犯罪者と貧乏人の吹き溜まりであるDMC(ダーク・ミート・シティ)で生まれ育ったリノは、親友のヴィンス、ウィリーとつるんではダラダラ過ごしている。そんなある日、彼の残念な人生を一変させる出来事が起きる。天使のような美少女ルナに一目ぼれし、直後に遭った交通事故のせいで人間の中に混じった奇怪な存在の幻覚を見るようになる。(Movie Walkerより抜粋)

この映画、どうだった?

★★★★★★★

数々のオマージュに溢れるバイオレンスアニメ!

ダークで癖のある映像は見応え十分!

この映画は以前劇場で観たときも凄く楽しく、しかし同時に中々に味の濃い内容に思わず唸りました!

迫力ある映像と癖の強い展開

この映画はSTUDIO4℃というスタジオの作品。この会社の作品は最近のだと超トンデモ映画「海獣の子供」がありましたね!描写がとても面白くて、他のアニメには中々見られない独特のタッチが味わい深い!特に走る時の映像はもはや十八番ともいえる程臨場感が違います!いつ見ても面白いですね。

この独特のタッチで、圧倒的にバイオレンスな描写がてんこ盛りな展開になるのですから、結構ギョッとします。ばかばか人は死ぬし、かなり血も出てます。素晴らしい!(笑)しかもそれに輪をかけて、虫の描写がなんとも鳥肌モノゴキブリのあの量たるや…何度か吐きそう(笑)リノの友達なんで、しょうがないかな(笑)

他にも、アニメならではの省略描写や、唐突に組み込まれる英文は、コミックのようです。というより、元がフランスの漫画なので、それを活かした感じですかね。

これらの独特のタッチに、癖の強い展開が随所にあることで、他のアニメ映画には見られないオリジナルな映像が楽しめるんです!

ちなみに僕はアイスクリーム・トラックのところが好きです(笑)

オマージュがたっぷり!

この映画を見た人は一発で思うと思います。本当に、ジョン・カーペンター監督の「ゼイリブに似てるんです!アニメ版ゼイリブといっても差し支えない!

ある日を境に主人公が人間と化けた宇宙人が見分けられるようになったりするのも、ゼイリブのサングラスのよう。実は宇宙人が現在の地球を乗っ取ってるのもそう。あと、プロレスラー!ゼイリブの名シーンである「サングラスを掛けろ!」「嫌だ!」から始まる伝説のプロレスシーンからですよ、あれは(笑)

他にも回想の脳みその化け物は「遊星からの物体X」、リノのハーフ宇宙人は「スターマン/愛・宇宙はるかに」からだろうし、多分他にもいっぱいあるんだろうな…カーペンター、もっと見直してきます。

他にも、MIBはあの人気のメン・イン・ブラックシリーズは言わずもがなですね。あと、やたらとシェイクスピアが引用されています。ハムレットは特に多いですね。

この見てるこっちをくすぐる感じ、堪りませんね!

特別ではなく納得の物語

主人公リノ(アンジェリーノ)全身真っ黒ヴィンス頭から火が出てるガイコツ頭ウィニーはコウモリ人間。彼らはモノローグでも分かるように、腐った街ダーク・ミート・シティ(DMC)から抜け出せない人生を送っています。ただ、そこから抜け出そうというよりも、そこにずっと居るせいでここでしか暮らせない感じがあります。長くそういう環境にいると、自分がずっとそこにいる感覚になる。「パラサイト」でもそんなことが言われてましたね。

そんな時、リノが謎の美少女・ルナと運命の出会いを果たしてから状況が一変します。MIBみたいなやつらに追われます。逃亡の末、ルナの手によってリノとヴィンスは囚われます。実は彼は、宇宙から来て地球を陰から支配している宇宙人と人間のハーフで、人にはない特殊な能力を持っていました。それに気づいた宇宙人のボス・ミスターKはリノを仲間に引き入れようとします。同じ頃、プロレスラーに扮した、実は幾度となく地球の侵略を阻止してきた戦士たちが、宇宙人のアジトを襲撃しリノたちを脱出させ、宇宙人たちの侵略を止める作戦を共に遂行させようとします。

なんとも壮大な話で、マトリックスとかを彷彿とさせますね。リノは何と言うか、特殊な力を持った救世主のようになっていくんじゃないかと思わせる展開に。

ところが、リノはそういうことに一切関与しません。宇宙人の仲間になるわけでもなく、宇宙人を倒すヒーローになるわけでもない。そこから逃げ出し、命の危機にあったウィニーを救うため、人間として闘うんです

これは、リノ自身が自分で言ってるように、自分という存在に納得するための物語だからです。自分が何故ここにいるのか、自分が何故この人たちと友達なのか、自分が何故あの子に恋をしたのか。自分の中の不満、というよりは疑問を解決するためなんです。たしかにDMCはとんでもない街ですし、ヴィンスもウィニーも普通の人とは違う。だけど、ここにいて彼らと生きる。この答えは変わることは無い。ただ何故そうなのかの証明が欲しいんです。ここではない何処かに行くためや自分以外の特別な何者かになりたいわけじゃないんです。自分が此処で生きていくためなんです。

ちなみに、彼が特段特別ではないのは結構描写されていますリノ達の部屋に突入してきた部隊員たちはリノの様な見た目ですし、ルナ自身がリノと同じ出自です。ルナもまた、特別だとミスターKに思わされていた存在。どちらかというと、特別なのは戦士たちのほうです。

主人公が自身の特別性を否定して自分を生きるのは、ブレードランナー2049のようですね。まあ、あれは他者に否定されてる(と言うか勘違い)で、より残酷ですが…

この映画がクライマックスに思わぬ転換を見せるのは、そういうためなんです。横では宇宙人対戦士たちの地球を賭けた最終対決が勃発していますが、リノは人間として、友達を救う。たとえ卑怯な友だちでも、自分を裏切ったとしても、自分が自分に納得できるようにです。

ちなみに、ルナとリノに違いがあるとすれば、それはなのかもしれません。ルナは父のミスターKにあくまで利用されていたのに対し、リノは父と母が命懸けで守り通した愛の証。世の中をどう生きるかは、結局は愛なんでしょうかね。

ここに注目してみて

ここからは映画を見ていて思ったことを話していきます。

都市伝説とかなりリンクしている

この映画、先程も言った通りゼイリブを非常に彷彿とさせますが、それに加えて地球環境なども交えていたりすることで、より一層都市伝説のお話のようなものになっているんです。

ちなみに僕は都市伝説は凄く好きですが、よくあるもので都市伝説を扱ったものを取り上げている作品が「これは実話である」とか言われますが、都市伝説を総て実話とは思ってません。

そういう話を聞いたクリエイターが、自らで膨らませた話が、より現実に肉薄するんだと考えています。実話だと思うと面白いところもありますが、陰謀論者ではないのでね。

ミスターKとかのあの宇宙人は、人類を裏から支配することで、自らに住みやすい環境に地球を作り変えていったり、憎しみや悲しみといった負のエネルギーで人を支配してそれを食したりするといった話が聞けます。

これは、地球を支配していると言われているエイリアン・レプティリアンの都市伝説と非常に似てますね。

ミスターKがリノを殺そうと提案した人間に対して、「我々は仲間を殺さない」と言ってるのも印象的です。レプティリアンは確かに人類を食べてます(?)が、レプティリアンは仲間を売ったり殺したりしません。自分の仲間を裏切るのは、人間だけです。

さらに、これらを倒すために用いられるのが、科学者が開発した地球を冷やす爆弾なんですが、これも近年言われている氷河期の到来と非常に似ています。

氷河期はその名の通り地球表面が氷河に覆われる時代のことですが、地球はこの氷河期と氷のない間氷期を行き来しているとのこと。そして、この次の氷河期が直近で来るのではないかと一時期騒がれてましたね。やりすぎ都市伝説でもめっちゃ言われてました。この氷河期というのは、もしかしたら人の手によってもたらされたのではと言われています。直立で完全冷凍されたマンモスがいたように、一瞬でされるという話も聞きます。この映画では徐々にという感じでしたが、宇宙人たちは悉く凍ってましたね。立ったまま。

さらに、この映画のラストは月で終わるのですが、その月がミスターKら宇宙人によって作られた人工物であるという描写があります。

月は人工物という都市伝説があり、それを彷彿とします。また、最近月についての話も盛んですね。前沢さんらの月周回旅行や、ムーンショット計画(ムーンですからね)といったように、月に何かがあると思わせるような展開に、現実もなってきていますね。

他にも、リノらの部屋の窓からピラミッドに目のフリー・メイソンのシンボルが見えたりするし、メン・イン・ブラックもそもそも宇宙人関連の都市伝説が発祥だし、リノや戦闘員といった彼らも宇宙人と人間のハーフのヒューメイリアンですしね。

ちなみにここの戦闘員は、ミスターKらの仲間というよりも、奴隷である人間との間に無理やり作った子供のようであって、その彼らの肌色も相まって、アメリカの黒人奴隷を想起しますね。

恐らく他にもまだまだあるんでしょうが、このように実際に囁かれている都市伝説をベースに作られているのは間違いありません。これが事実だということではありませんが、都市伝説は今ある物事を様々に解釈するツールだと思いますので、この世の中をより良くするメッセージを受け取っていくのが重要だと思います。

 

ただ、これが、全て事実だったら…?

我々は既に支配されているということを、いい加減目覚めさせるために、作られたのかもしれません…!

信じるか信じないかは貴方次第です!

ハハーン。いいね?

最後に

いかがでしたでしょうか?

最後どうしてもミスター都市伝説で締めたくなっちゃいました(笑)

今回はアニメ映画「ムタフカズ」の感想&解説まがいでした。

非常に面白く、噛めば噛むほど味が出るスルメ的な映画ですね。カルトとまではいかないかもしれませんが、非常に印象深い作品でした!

是非ともまだ見てない方は一度ご鑑賞ください!

僕もジョン・カーペンター見まくってから再度見てみようかなと思います。

それでは最後までご覧いただきありがとうございました!

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