第91回アカデミー賞をけんせが勝手に予想!今年はかつてないほど混迷を極めている⁉日本勢は果たして受賞なるか⁉

アカデミー賞
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どうもけんせです。

さて、今回は本年度のアカデミー賞について書いていきたいと思います。

第91回アカデミー賞授賞式が現地時間で2月24日に行われますね!今年は授賞式の司会者が不在であったり、アベンジャーズが司会を務めるのかとなにかと騒がせてますが、特に今年の予想は付きにくいと話題になっています!

そこで、にわかではありますが、僕も勝手に予想をしていきたいと思います!色々考察もしていきます。それではお付き合いお願いします。

そもそもアカデミー賞って?

とりあえず、アカデミー賞について簡単におさらいしておきましょう。

アカデミー賞とは、授賞式前年の1年間にアメリカ国内の特定の地域で公開、詳しく言うと1年以内にロサンゼルス地区で上映された作品を対象に選考され、また映画産業全般に関連した業績に対して授与される賞です。

授与されるものがオスカー像という名前ですので、オスカーとも言いますね。オスカー俳優とかオスカー女優とかね。

これがオスカー像ですね。

選考はアメリカの映画産業従事者の団体、映画芸術科学アカデミー(AMPAS)の会員による無記名投票が行われ、所定の賞を授与されます。監督や俳優、映画関係者らその数5800人以上!たっぷりいますね。

その歴史は世界三大映画祭(カンヌ、ベルリン、ヴェネツィアです)よりも古い1929年!とても長い歴史があるんです。昔はホテルやラジオで授賞式が行われていましたが、現在はドルビー・シアター(旧コダック・シアター)で生中継されており、アメリカで最も視聴者の多いコンテンツの一つになっています。

アカデミー賞は「アメリカ映画の祭典」という冠詞が付けられることが多いので、基本はアメリカ映画が対象となります。アメリカの国情や世相などが色濃く反映され、必ずしも芸術性や作品の完成度の高さでは選ばれないんです。また著名な映画祭で高く評価された作品が必ずしもノミネートするわけではないのも特徴です。

アカデミー賞の受賞の経済効果はハンパなく、受賞結果が各国の興行成績に多大な影響を与えます。

こんぐらいでいいですかね。

もっと詳しく知りたい方は、自分で調べてください。

ノミネート作品をおさらい!

それでは、ノミネート作品をまとめていきましょう!せっかくなので、全部まとめてみました。

作品賞

ROMA/ローマ ブラックパンサー ボヘミアン・ラプソディ グリーン・ブック アリー/スター誕生 女王陛下のお気に入り ブラック・クランズマン バイス

長編アニメ映画賞

スパイダーマン:スパイダーバース インクレディブル・ファミリー 犬ヶ島 未来のミライ シュガー・ラッシュ:オンライン

外国語映画賞

ROMA/ローマ(メキシコ)万引き家族(日本)COLD WAR あの歌、2つの心(ポーランド)ネバー・ルック・アウェイ(ドイツ)カペルナウム(レバノン)

監督賞

アルフォンソ・キュアロン(ROMA/ローマ)スパイク・リー(ブラック・クランズマン)ヨルゴス・ランティモス(女王陛下のお気に入り)アダム・マッケイ(バイス)パヴェウ・パヴリコフスキ(COLD WAR あの歌、2つの心)

主演俳優賞

クリスチャン・ベイル(バイス)ラミ・マレック(ボヘミアン・ラプソディ)ブラッドリー・クーパー(アリー/スター誕生)ヴィゴ・モーテンセン(グリーン・ブック)ウィレム・デフォー(永遠の門 ゴッホの見た未来)

主演女優賞

グレン・クローズ(天才作家の妻-40年目の真実-)レディー・ガガ(アリー/スター誕生)オリヴィア・コールマン(女王陛下のお気に入り)ヤリツァ・アパリシオ(ROMA/ローマ)メリッサ・マッカーシー(原題:Can You Ever Forgive Me?)

助演俳優賞

マハーシャラ・アリ(グリーン・ブック)リチャード・E・グラント(原題:Can You Ever Forgive Me?)サム・エリオット(アリー/スター誕生)アダム・ドライバー(ブラック・クランズマン)サム・ロックウェル(バイス)

助演女優賞

レジーナ・キング(ビール・ストリートの恋人たち)レイチェル・ワイズ(女王陛下のお気に入り)エマ・ストーン(女王陛下のお気に入り)エイミー・アダムス(バイス)マリーナ・デ・タビラ(ROMA/ローマ)

脚本賞

グリーン・ブック 女王陛下のお気に入り ROMA/ローマ バイス原題:First Reformed

脚色賞

ビール・ストリートの恋人たち ブラック・クランズマン バスターのバラード アリー/スター誕生原題:Can You Ever Forgive Me?

衣装デザイン賞

女王陛下のお気に入り ブラックパンサー メリー・ポピンズ リターンズ ふたりの女王 メアリーとエリザベス バスターのバラード

撮影賞

ROMA/ローマ 女王陛下のお気に入り アリー/スター誕生 COLD WAR あの歌、2つの心 ネバー・ルック・アウェイ

編集賞

女王陛下のお気に入り バイス ブラック・クランズマン グリーン・ブック ボヘミアン・ラプソディ

視覚効果賞

プーと大人になった僕 アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー レディ・プレイヤー1 ファースト・マン ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー

録音賞

アリー/スター誕生 ファースト・マン ブラックパンサー ボヘミアン・ラプソディ ROMA/ローマ

音響編集賞

ファースト・マン ブラックパンサー クワイエット・プレイス ROMA/ローマ ボヘミアン・ラプソディ

メイクアップ&ヘアスタイリング賞

バイス ふたりの女王 メアリーとエリザベス 原題:Border

美術賞

女王陛下のお気に入り ブラックパンサー メリー・ポピンズ リターンズ ファースト・マン ROMA/ローマ

歌曲(主題歌)賞

アリー/スター誕生「Shallow」

ブラックパンサー「All the Stars」

メリー・ポピンズ リターンズ「The Place Where Lost Things Go」

バスターのバラード「When A Cowboy Trades His Spurs For Wings」

原題:RBG「I`ll Fight」

作曲賞

ブラック・クランズマン ビール・ストリートの恋人たち ブラックパンサー メリー・ポピンズ リターンズ 犬ヶ島

短編アニメ映画賞

Bao Late Afternoon One Small Step Weekends Animal Behaviour   (すべて原題)

長編ドキュメンタリー賞

RBG Free Solo Minding the Gap Of Farthers and Sons Hale County This Morning,This Evening

(すべて原題)

短編ドキュメンタリー賞

エンド・ゲーム 最期のあり方(ここから原題)Lifeboat Black Sheep Period.End of Sentence A Night at the Garden

短編実写映画賞

Fauve Marguerita Skin Detainment Mother(すべて原題)

 

ふう。

前代未聞⁉本命不在⁉そう言われる訳

アカデミー賞の中で最も注目されるのはやはり作品賞の行方!今年のノミネート作品はまさに多種多様!ブラックパンサーアメコミヒーロー映画として初のノミネートを飾ったり、ROMA/ローマNetflixオリジナル作品としてさらに作品賞と外国語映画賞とダブルノミネートを果たしたり、さらに批評家からの指示はイマイチだったボヘミアン・ラプソディが作品賞ノミネートしたりと話題を呼んでいます!

昨年、シェイプ・オブ・ウォーターがモンスターとのエログロを取り扱った(語弊あるかもしれませんが僕めっちゃ好きです!)作品でありながら作品賞を受賞したことで様々な映画に門戸がひらけた形になったかもしれませんね。

しかしながら、「今年のオスカーには大本命がいない」とも言われています。

昨年のシェイプ・オブ・ウォーターはモンスター映画でしたが大本命とも言われていましたので快挙と同時に予想通りとも言える結果でした。なぜこんなことを言われるのでしょうか。

オスカー賞レースの結果を見てみる!

その前に、アカデミー賞の前には数々の賞レースがあり、中にはアカデミー賞の結果に直結するものもあります。オスカー前哨戦とも言われるものが多々ありますが、そこの結果をいくつか見ていきましょう。

ゴールデングローブ賞

まずこちらのゴールデングローブ賞(以下GG)はハリウッド外国人映画記者協会の会員による投票で選ばれる、その年の優れた映画とテレビドラマに与えられる賞。日本でも馴染み深く、オスカー前哨戦の中で最も有名なやつですね。

さらにこちらは、作品賞、主演俳優・女優賞が、ドラマ部門コメディ・ミュージカル部門に分かれており、様々な映画が取り上げられているのも特徴です。

では主要部門の受賞作、受賞者を見ていきましょう。

作品賞(ドラマ部門) ボヘミアン・ラプソディ

作品賞(コメディ・ミュージカル部門) グリーン・ブック

監督賞 アルフォンソ・キュアロン(ROMA/ローマ)

主演俳優賞(ドラマ部門) ラミ・マレック(ボヘミアン・ラプソディ)

主演俳優賞(コメディ・ミュージカル部門) クリスチャン・ベイル(バイス)

主演女優賞(ドラマ部門) グレン・クローズ(天才作家の妻ー40年目の真実ー)

主演女優賞(コメディ・ミュージカル部門) オリヴィア・コールマン(女王陛下のお気に入り)

助演俳優賞 マハーシャラ・アリ(グリーン・ブック)

助演女優賞 レジーナ・キング(ビール・ストリートの恋人たち)

脚本賞 グリーン・ブック

アニメ作品賞 スパイダーマン:スパイダーバース

外国語映画賞 ROMA/ローマ

このことからわかるように、GG賞を制したのはボヘミアン・ラプソディグリーン・ブックです!こちらはかなり意外な結果となりました。なぜならドラマ部門作品賞最有力と言われたアリー/スター誕生ボヘミアン・ラプソディが下したからです!さらに同部門の主演俳優賞最有力だったブラッドリー・クーパーラミ・マレックが受賞しました。まさにサプライズ受賞。これにより、ボヘミアン・ラプソディが賞レースに一気に名乗りを上げたのです!またコメディ・ミュージカル部門を制したグリーン・ブック最多三部門受賞で一気に最有力候補になりました。ただ、監督賞をROMA/ローマアルフォンソ・キュアロンが受賞し、外国語映画賞も獲ったことでこちらも外国語映画賞はもちろん、作品賞も有り得るのでは?となったわけです。GGはオスカーに直結することが多いのでまずはこちらを紹介しました。

トロント国際映画祭

続いてこちらはカナダトロント毎年9月に行われる映画祭!この映画祭の大きな特徴は、同映画祭の最高賞がピープルズ・チョイス・アワード、つまり観客賞であることです!ノン・コンペティションというのもありますが、観客の生の声が届くという比較的珍しい国際映画祭ですね。

何故こちらがオスカー前哨戦かというと、近年の観客賞受賞作がその後のオスカー前哨戦、アカデミー賞に大きな影響を与えているのです!2008年スラムドッグ・ミリオネア、2010年英国王のスピーチ、2013年それでも夜は明ける、といずれも作品賞を受賞!さらに直近の3年を見てみると、2015年ルーム、2016年ラ・ラ・ランド、2017年スリー・ビルボード、といずれもアカデミー賞を大いに盛り上げた作品ばかりです!このことと開催時期が9月であることから、オスカー賞レースの始まりとなる重要な映画祭となっています!

では今年はどの作品が受賞したのか。

今年の観客賞受賞作は、グリーン・ブック

こちらも実は意外だったそうです。というのも元々有力だったのはアリー/スター誕生と、ラ・ラ・ランドデミアン・チャゼル監督最新作ファースト・マンだったそう。しかしグリーン・ブックが受賞し、これがきっかけでその後のオスカー賞レースでも数々受賞することになっていきました!今後もトロント国際映画祭はオスカー賞レースの火蓋的なものになっていくと思いますので、気になった方は是非注目してみてください!

ここからは少しマニアックになってきます。

放送映画批評家協会賞

こちらは1995年に設立された放送映画批評家協会が発表、授与している映画の賞です。つまりは映画批評家が決めている映画賞。なのでその後のアカデミー賞にも影響を与えます。

今年の作品賞は、ROMA/ローマ

しかもROMA/ローマはこの賞において、監督賞、撮影賞、外国語映画賞と4部門受賞。これはすごいですね。なので批評家が選んだ最高の映画はROMA/ローマになるわけです。

全米製作者組合賞

こちらは、アメリカの映画、テレビ、その他ニューメディアのプロデューサーによる業界団体、略称PGA(Producers Guild of America)が発表しているもの。要は映画を作るプロデューサーが決めている映画賞になります。作品賞にあたるものはダリル・F・ザナック賞と言うそうです。

こちらを受賞したのは、グリーン・ブック

やはり映画を作るプロデューサーが選んでるだけって、アカデミー作品賞に繋がることが非常に多いそうです!ということで、プロデューサーが選んだ最高の映画はグリーン・ブックとなりました。

映画俳優組合賞

最後にこちらは、アメリカの俳優が加盟する全米映画俳優組合が主催する賞、通称SAGアワード(サグ・アワード、Screen Actors Guild Awards)で、俳優たちの投票で選ばれます。もう分るでしょうが、俳優が決めている映画賞ですね!こちらの最高賞はキャスト賞(アンサンブルキャスト賞)となってます!アカデミー賞は、俳優の投票権者の比率が高いので、この結果がオスカーに繋がることも多いそうです!

このキャスト賞を受賞したのは、ブラックパンサー

なんと、俳優が選んだ最高の映画はブラックパンサーでした!これはびっくりですね。下馬評ではアリー/スター誕生と言われてたそうです。

ちなみに、このSAGアワードは、後に予想する俳優女優賞の指標になりそうなので、ここに一覧を載せますね。

キャスト賞

アリー/スター誕生 クレイジー・リッチ! ブラック・クランズマン ブラックパンサー ボヘミアン・ラプソディ

主演俳優賞

ヴィゴ・モーテンセン(グリーン・ブック) クリスチャン・ベイル(バイス) ジョン・デヴィッド・ワシントン(ブラック・クランズマン) ブラッドリー・クーパー(アリー/スター誕生) ラミ・マレック(ボヘミアン・ラプソディ)

主演女優賞

エミリー・ブラント(メリー・ポピンズ リターンズ) オリビア・コールマン(女王陛下のお気に入り) グレン・クローズ(天才作家の妻-40年目の真実-) メリッサ・マッカーシー(原題:Can You Ever Forgive Me?) レディー・ガガ(アリー/スター誕生)

助演俳優賞

アダム・ドライバー(ブラック・クランズマン) サム・エリオット(アリー/スター誕生) ティモシー・シャラメ(ビューティフル・ボーイ) マハーシャラ・アリ(グリーン・ブック) リチャード・E・グラント(原題:Can You Ever Forgive Me?)

助演女優賞

エイミー・アダムス(バイス) エマ・ストーン(女王陛下のお気に入り) エミリー・ブラント(クワイエット・プレイス) マーゴット・ロビー(ふたりの女王 メアリーとエリザベス) レイチェル・ワイズ(女王陛下のお気に入り)

スタントアンサンブル賞

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー アントマン&ワスプ バスターのバラード ブラックパンサー ミッション:インポッシブル/フォールアウト

太字が受賞)

作品賞が有力なのは一体どれ?

以上は、数ある賞レースから一部を抜粋したものですが、さてでは本年度の作品賞に近いのはどの作品になるのでしょうか。

結果だけでいうと、

グリーン・ブック ROMA/ローマ ボヘミアン・ラプソディ ブラックパンサー

この四作品がいずれも作品賞や最高賞に輝いています。しかし、今回のこの結果、見ていただけたらわかるように評価している人々がバラバラなんです。プロデューサー陣と観客(少し語弊がありますが)はグリーン・ブックを、批評家ROMA/ローマ俳優陣ブラックパンサーを押しています。そしてハリウッド外国人記者たちはグリーン・ブックボヘミアン・ラプソディを称しました。

現段階では、ROMA/ローマが頭一つ抜けているようですが、、、やはり大混戦と言って間違いないでしょう。

 

ではここからは、どの作品が有力なのか考えていきましょう。

監督賞ノミネートの有無

映画は監督が作るもの。なのでいい作品を作った監督は必然的にに称賛されます。

アカデミー賞では尚更、作品賞と監督賞を同時にノミネートされた作品が作品賞に輝くことがほとんどです。

ここ直近でも見てみると、

2017年作品賞:シェイプ・オブ・ウォーター 監督:ギレルモ・デル・トロ(受賞)

2016年作品賞:ムーンライト 監督:バリー・ジェンキンス(ノミネート)

2015年作品賞:スポットライト 世紀のスクープ 監督:トム・マッカーシー(ノミネート)

見ていただいてわかる通り、受賞作の監督はノミネート、もしくは受賞してますね。

では逆に、監督賞のノミネートなしで作品賞を受賞したケースはあるんでしょうか。

2012年のアルゴは、監督賞はノミネートしていませんが作品賞を受賞しました。

……これだけです。

一応昔もあったみたいですが、要するにほぼ前例がない!監督賞ノミネートを逃して作品賞受賞は極めて異例なんですね。

では今年の作品賞はどれがWノミネートしてるのでしょうか。

Wノミネート…ROMA/ローマ 女王陛下のお気に入り ブラック・クランズマン バイス

作品賞のみ…ブラックパンサー ボヘミアン・ラプソディ グリーン・ブック アリー/スター誕生

お分かりいただけたでしょうか。要はオスカー賞レースで賑わせた作品がほぼ監督賞ノミネートを逃してるんです。つまりこの時点で、ROMA/ローマが頭一つ抜きんでてるのが分かりますね。また、女王陛下のお気に入りブラック・クランズマンバイスにも可能性があるわけですが、これらは前哨戦に関しては受賞はしてないのがほとんどなので、これらを加味してもROMA/ローマが上でしょう。

多数のノミネート

またアカデミー賞では多数の部門でノミネートされることがさらに評価をあげることになるんです。ノミネート作品から受賞作が選ばれるので、その判断材料が増えると考えるとわかりやすいかもですね。

かつてタイタニックロード・オブ・ザ・リング/王の帰還が、作品賞含む11部門を受賞(ちなみに最多受賞はこの二作で11部門受賞が最高値!)したりしていることを考えると沢山ノミネートされていることも重要です。

では今年はどの作品が多数ノミネートされてるのでしょうか。

ROMA/ローマ…10部門(10ノミネート)

女王陛下のお気に入り…9部門(10ノミネート)

この2作品が最多になります!これでよりROMA/ローマ一歩上な印象がありますね。

ちなみに、先のオスカー前哨戦では触れませんでしたが、この2作品はヴェネツィア国際映画祭でどちらも評価されており、ROMA/ローマは最高賞の金獅子賞女王陛下のお気に入り銀獅子賞(審査員大賞)と女優賞(オリヴィア・コールマン)を受賞しています!これはオスカー前哨戦とは言わないみたいなのでここで書きました。

ここまでくると、ROMA/ローマの優勢のように見えます。しかし、ここでこの作品の最大のネックがあるんです。

アカデミー賞の選考基準

こちらはアカデミー賞の選考基準に触れるわけです。アカデミー賞はそもそも「アメリカ映画の祭典」です。先に言った映画芸術科学アカデミーはやはりハリウッドの人が多いので、アメリカ映画に軍配が上がる可能性が大いにあります。ROMA/ローマメキシコ映画女王陛下のお気に入りイギリスの映画です(製作国はアメリカですが舞台はイギリス)。

また、選考基準に関してここでもう一度詳しく書くと、

「ロサンゼルス郡内の映画館で連続7日以上の期間、有料で公開された40分以上の長さの作品で、劇場公開以前にテレビ放送、ネット配信、ビデオ発売などで公開されている作品を除く」

ROMA/ローマNetflixオリジナル作品です。この選考基準を満たすために劇場公開もされましたが、限定的に公開されただけですぐに配信されました。このため映画館の興行から考えると反発があるのも無理ないんです。この逆風がもしかしたらかなり影響があるかもしれません。

興行収入

映画は映画館で興行するものと捉えると、やはり興行の成績が気になるところです。今回ノミネートされた作品の中では観客に認められた作品が多いでしょう。

まずはブラックパンサーヒーロー映画としては歴代1位の興行成績、全米興収7億ドル突破!全米興収の歴代3位になったブラックパンサーは先に書いたSAGアワードでも最高賞を受賞し、今年のアカデミー賞でも6部門にノミネートしてます。

つづいてボヘミアン・ラプソディ!音楽伝記映画では歴代1位の興行成績で、全米興収2億ドル、全世界興収は8億ドル突破!(現在も継続中)先にも書いたGG賞でもドラマ部門作品賞をサプライズ受賞してます!

また興行収入は観客に受け入れられることと考えると、グリーン・ブックもそうですね(こじつけとか思うんじゃない)!こちらも先に書いた通りトロント、GG賞、PGAで最高賞を受賞してます。また現在の週末興行も13週目ですが10位にランクインしてます。

では、この作品群、特にGG賞を獲ってる下の2つが有力かというとそうじゃありません。特にボヘミアン・ラプソディに関しては深刻なトラブルがあるんです。

スキャンダル

これは今年最もハリウッドを揺るがした問題です。詳しく書くとかなり長引きますので割愛しますが、ボヘミアン・ラプソディに関して言うと、監督としてクレジットされているブライアン・シンガーが自身の立場を利用して未成年の少年達に性的暴行を加えていた疑惑が明るみになりました。これはほんとに深刻な問題です。これを受けて、LGBTQコミュニティーを正確かつ包括的に描写した作品に贈られる賞である、GLAADメディア賞最優秀映画賞のノミネートから除外されました。フレディの生涯や作品の出来栄えからすると、この判断はかなり深刻なことだったと深く頷けます。このことから、作品賞の受賞はかなり厳しいと言えるでしょう。

あと、グリーン・ブックの監督ピーター・ファレリーもGG賞にノミネートしていましたが、このアカデミーノミネートの発表段階で過去のセクハラ騒動が上がり、ノミネートがなくなってしまいました。ただ、これは20年前の話らしく、しかも記事を読んでみるとホントにくだらない話(個人の主観ですのであしからず)なので、なんとも言えないですね…詳しくは調べてみてください。

さあ、以上のことを踏まえて、いよいよ予想を発表していきたい。ですが、ここで少し止まってこちらも考えてみましょう。

日本勢はオスカー獲れる?

今年は日本の映画が2本ノミネートされてます!(🗾が2本…オモシレッ)

外国語映画賞、万引き家族!

長編アニメ映画賞、未来のミライ!

素晴らしいですね!僕も日本人なのでぜひとも受賞してほしいのですが、果たしてどうなのでしょうか。

まずは未来のミライから。正直言いますと、受賞は無いかと思います…

というのは、今年の長編アニメ賞はスパイダーマン:スパイダーバースがあまりにも有力すぎるんです。前哨戦はほぼ総ナメ状態で、「アニメ」「コミック」という垣根を越えて高い評価を受けています。この映画だけでも相当ですが、対抗馬がディズニーの2作品、さらにウェス・アンダーソン監督作犬ヶ島とどこも強敵だらけ。ここに未来のミライが受賞するのは、やはり厳しいんではないでしょうか。

では万引き家族はどうか。個人的には、ワンチャン有り得ます!が、しかし…

外国語映画賞はこのままだとまず間違いなくROMA/ローマでしょう。作品賞と同時受賞かどうかと言われてますし、外国語映画としては異例なほど評価されていますのでこのままだとROMA/ローマかな、と。ただ、万引き家族に関しては、アメリカの映画批評サイトのRotten Tomatoesで、驚異の99%フレッシュを叩き出しています!これは全ノミネート作の中でトップの数値です。批評家たちなども絶賛していることから、ともすれば受賞の可能性もあるわけです!ただ、ROMA/ローマもそうですし、さらにCOLD WAR あの歌、2つの心も監督賞ノミネートしているのでこちらも強敵ですね…

 

さあ、日本映画の予想は以上になります!

ではいよいよ行きましょうか!

予想発表!

(頭の中でダウンタウン浜田さんを想像してください)

さて、そんなことも踏まえたうえで、主要部門と言われる部門を予想してみましょう!今回は1位2位3位で受賞しそうな順にしています。ただ、3位に関してはダークホース的に捉えていただけますようお願いします!

作品賞

1位 グリーン・ブック

2位 ROMA/ローマ

3位 ブラックパンサー

1位はグリーン・ブックかなと思います!やはり幅広く支持されている作品であることもそうですし、作品内容的にもすごく好みかなと思います。それで2位はROMA/ローマでしょう。正直これが1位かなと思いましたし、映画を鑑賞する新たな形態としての提示も映画の普及となるので…ただ、アカデミー賞のお偉い方はこれを受け入れるんでしょうか(笑)そして3位はブラックパンサー!この手の映画はノミネートまでもが長い道のりでした。初の作品賞ノミネートヒーロー映画ですし、非常にメッセージもいい映画ですので受賞には申し分ない!個人的には一番受賞して欲しい!!

長編アニメ賞

1位 スパイダーマン:スパイダーバース

2位 犬ヶ島

3位 インクレディブル・ファミリー

正直、これに関しては1位一択の可能性が非常に高いと思います!前哨戦の結果を紐解いても、スパイダーマン:スパイダーバースが圧倒的!あと、ディズニー作に関しては非常に面白いんですが続編という位置づけになるので受賞は中々ないと思います。犬ヶ島はベルリン映画祭を獲っていて、一応最有力候補だったそうです。あと、先に書いた通り、未来のミライは厳しいでしょう…

外国語映画賞

1位 ROMA/ローマ

2位 COLD WAR あの歌、2つの心

3位 万引き家族

正直、こちらも1位一択かと思います。作品賞に関してはかなり揺れているので何とも言えないのですが、外国語映画として評価する分にはおそらくROMA/ローマに集中するでしょう。あと個人的には、万引き家族が受賞して欲しいところ!

監督賞

1位 アルフォンソ・キュアロン

2位 スパイク・リー

3位 ヨルゴス・ランティモス

これは今のところ1位一択の可能性が非常に高いです!アルフォンソ・キュアロンはすでにゼロ・グラヴィティで受賞済みなので実力は折り紙付き。前哨戦もほぼ総なめ。ただ、大御所スパイク・リーが今回獲る可能性も捨てきれません。ヨルゴス・ランティモスはおそらく今後獲ることになって、今回はお預けの可能性が高いですね。

主演俳優賞

1位 ラミ・マレック

2位 クリスチャン・ベイル

3位 ヴィゴ・モーテンセン

さて、ここから演技部門に入るわけですが、主演に関してはおそらくラミ・マレックで間違いないでしょう。最有力だったクリスチャン・ベイルですが前哨戦ではほとんどラミに軍配が上がってます。実在の人物で自分にセクシュアリティや病と闘う役が、アカデミー賞の好みです(笑)また、ヴィゴ・モーテンセンはこの2人に霞んでますが、正直好きな俳優さんなんで応援してます!

主演女優賞

1位 グレン・クローズ

2位 オリヴィア・コールマン

3位 ヤリツァ・アパリシオ

こちらは、ほとんどグレン・クローズ御大の初オスカーで行くと思います。今回の彼女の演技は想像を絶するほど素晴らしかった!これと張り合えるのはGGで主演を獲ったオリヴィア・コールマンただ一人でしょう。ヤリツァ・アパリシオROMA/ローマに命を吹き込んだ方ですから、もしかしたらあるかもしれません。ただ、上の二人が強すぎますがね。

助演俳優賞

1位 マハーシャラ・アリ

2位 リチャード・E・グラント

3位 サム・ロックウェル

ここも1位一択かと思われます!マハーシャラ・アリが前哨戦でほぼ全て獲っています(笑)なのでここが揺らぐことは考えにくいでしょう。ただ、調べてみると「アリの役は主演では?」という意見があるそう(なんじゃそりゃ)。なのでひょっとしたら他の人に行くかも。

助演女優賞

1位 レジーナ・キング

2位レイチェル・ワイズ

3位 エマ・ストーン

ここは少し予想が難しいところ。なんといってもROMA/ローマからマリーナ・デ・タビラがノミネートされたので中々面白くなりました。ただ、前哨戦の結果から考えると、恐らくレジーナ・キングがいくと思われます。下の二人はどちらも女王陛下のお気に入りからのノミネートなので、レジーナじゃなければどちらかに行くでしょう。

脚本賞

1位 グリーン・ブック

2位 ROMA/ローマ

3位 First Reformed

これが最後です。脚本賞は恐らくグリーン・ブックが行くでしょう。やはり実話の持つ圧倒的な力は相当のものだと思います。ROMA/ローマももちろん優れた脚本ですが、アカデミー会員の好み的にはグリーン・ブックかなと。ただ、First Reformedはあのタクシー・ドライバーを書いたポール・シュレイダー渾身の脚本なので、ひょっとするとかもしれません。ちなみに日本語タイトルが魂のゆくえで決定したそうです。

終わりに

…いかがでしたでしょうか?

今回もかなりの分量になってしまいました。ただ予想のし甲斐もあったのでたっぷりと書きましたのでおそらくこれでバッチリかなと思います!

当たってるといいなあ。万引き家族獲ってほしいなあ。

授賞式は現地時間2月24日、日本時間は2月25日に発表です!

今年はボヘミアン・ラプソディにちなんで現QUEENがパフォーマンスをすることが決定!さらにひょっとするとアベンジャーズがアッセンブルするかも…?待ち遠しいですね。

はたしてどの作品がどの監督がどの役者が栄光に輝くのか、期待しましょう!

それでは最後までご覧いただきありがとうございます!

 

 

コメント

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